活動
||山王祭りの稽古状況
毎年恒例の新穂山王祭りに向けての稽古場の状況です。 師匠や指導者の下、厳しい稽古が毎晩続きます。 体力の限界から 踊りの姿勢が悪くなったり、勢いが無くなったりすると 指導者より叩かれ 気合を入れられます。 大野青年会の稽古場は、島内でも一番厳しい稽古ではないでしょうか。 |
柔軟性と、瞬発力が不足していると舞えない鬼。 主な形式は中腰で 下半身の体力を中心に使います。 大祭当日は、20時間以上踊るために 体力づくりも行います。 |
稽古開始から1時間余り。 早速、鬼の草鞋が断裂してしまった様子。 |
3月頭、春の兆しが見えるとも 佐渡ヶ島のこの時期の夜間はだまだ冷え込みます。最低気温はなんと4〜5℃。指先の感覚は既にありません。 石畳での練習なので 足袋の裏側からは破れて素足が露出し、親指の爪は補強しないとはがれる程です。伝統芸能を伝承していく厳しさがよく分かります。 |
そして、見た目以上に大変で大役の太鼓の練習風景。 練習時当初は、何度も手のひらの皮が剥けてしまい、本番当日までには、固く丈夫な手のひらに変化していきます。 裏バチも、体力との勝負となりトレーニングが欠かせない毎日となります。 |
||儀 式 【道場破り】
日吉(林ノ宮)神社は女神の神社です。 そのために、本道場への女性の立ち入りは女神が嫉妬し、災いをもたらすと言われ 一切の事情でも女禁止の場とされています。 そして関係者以外は絶対に入ることが出来ない 神を祭ってある奥の間。(通常は進入不可の場所) 今回、初公開となります。 |
普段、撮影者等の部外者進入を禁ずる為、この役員のみの儀式状況は特に、最初で最後のたいへん貴重な画像となります。 |
本番2日前夜に行う道場破り(どうじょうやぶり) 当日は、本番同様衣装をつけて境内で舞った後、この儀式を始めます。 清めに面や頭(かしら) 太鼓に、口に含んだアルコールを噴きかけ、手拍子・合掌。 残った酒は役員で回し飲みし終了となります。 |